Z会でやっておきたい科目は「国語」です。
5教科の中で「国語」はもともと添削(文章・答案などを、書き加えたり削ったりして、改め直すこと)
に向いている教科だからです
「国語」の記述式の問題は自分で採点するのではなく、他人に解答を採点してもらう必要性が高い。
答案の日本語が変であったり、論理がおかしかったりするとミスとして厳密に採点してくれるのです。
また、当会が各教科の問題集を評価して、とくに国語の良質な問題集が不足していると感じているからです。
これが大学受験なら良質な国語の教材が揃っていますが、高校受験では良質な国語の教材が不足しています。
2番目に使える科目は「英語」です。
難関私立を志望する中学生が和訳問題などの添削をしてもらうのに使えます。
とくに英作文は添削の必要性が高くなります。
Z会の「作文」講座もオススメです。
自分の意見を効果的に伝える力を養成し、入試で必ず必要になる「文章を作る力」を身につけます。
公立高校の一般入試だけでも約7割の学校で小論文が出題されます。また、「文章を作る力」は
小論文だけでなく、多くの中学生が苦手とする英語の和訳、理科・社会の記述問題対策としても役立ちます。
先々を考えて、国公立大学(8割が小論文を出題)を目指す中学生にもオススメです。
「推薦入試作文対策」や「難関作文・小論文対策」用の専門コースもあります。
一方、「数学」は基本的にZ会のような添削があまり効果的な科目ではありません。
「式の書き方」が間違っていた場合、添削で指摘されて役立つ場合もありますが、
「数学」は問題集の例題の解答が「そのまま模範解答」なので、ある程度実力があれば自力で採点できます。
「数学」は通信教育の必要性が低いので、市販の問題集を使った独学でカバーできます。
ただし、思考力を問われるZ会の問題で数学を学習するのが目的であれば受講するのも良いでしょう。
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