中学社会の勉強法

◆中学社会は歴史・地理・公民から構成
社会の勉強法では項目がよく整理された「教科書」を活用します。
教科書を読むときは集中して、欄外の細かい部分も見逃さずに読んでいきます。

教科書である分野・ある時代についてある程度の知識を仕入れたら、すぐに問題集の対応する部分を解いていきます。
問題集を使うのは、教科書や参考書だけをずっと読むだけでは、細かい部分が覚えられないからです。
気になることがあったら、さらに詳しいことが載っている歴史や地理の資料集で調べます。

定期テストのような範囲のせまい試験だと、試験前にプリントを眺める程度で、点数がそこそこ取れてしまうことが問題です。
「見るだけ学習」という浅いやり方で覚えたことは、頭の上に知識がちょこんと乗っかる程度なので、定期テストが終わればすぐに忘れてしまいます。
正しいやり方としては「問題集を何度もやり込み、自分の手で書いて覚える。興味ある人物は資料集で調べ、分からない地名は地図帳で常に確認する。」ことです。
しっかりと時間をかけて覚えたことはそう簡単には忘れません。

社会科目は中学3年はとても大変な学年です。中1、2年のように狭い範囲の定期テスト対策だけでは済みません。
中1、2の地理・歴史の実力が受験生になった時ほとんど残っていないの生徒が大半です。
社会を単に暗記科目と片付けて、浅いやり方をしてるとさっぱり実力がつきません。

・社会科目は地理が重点
地理に強くなると、他分野(歴史・公民)の基礎も固まります。
地理の基礎を固めると、歴史や公民がスムーズに覚えられるのです。
逆に、地理についての最低限の知識(自然条件や国名)などを覚えていないと、政治や経済を関連づける前の段階でつまづきます。
社会の勉強中に地名や国名がでるたびに地図帳でチェックする習慣を持つことで地理の感覚が掴めます。

地理の勉強の中心となるのは、地図帳です。
日本地図だと列島全体を大まかに描けること、主要な山脈や河川、沼、平野や盆地、工業地帯などは確実に覚えておきます。
それらを覚えた上で、農作物や工業製品別を一から自分の手書きで地図を作って覚えます。
日本地図・世界地図を「白地図」を使って自分の手で地図を作る作業をします。
自分で描く地図はあくまで覚えるために描くのですから、雑になっても構いません。



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