高校受験の生活術

【高校受験・場所】図書館や自習室にいって勉強する
誘惑がないので長時間の勉強が可能になります。周囲が勉強していると無意識に対抗意識も芽生えて、集中しやすくなります。家より自習室で勉強した方が学習密度が高くなる人が大半です。開館時間前に行って、閉館するギリギリまで勉強するぐらい使い倒しましょう。自習室までの行き帰りの時間がもったいないのなら、尚更、午前だけ、午後だけじゃなく、休日は朝から晩まで自習室で勉強しましょう。家での勉強が苦手というのなら、雨の日も風の日も行くのに1時間かかってでも、苦労して自習室に行ったほうが長い目で見ると効果的です。また自分の部屋で勉強するのが一番だという人も、たまには違う場所で勉強をしてメリハリをつけると良いです。 親や友達に自習室のある図書館が近くにないか尋ねてみましょう。そういうところを知ってる人は意外と多いはずです。

【高校入試・生活】規則正しい生活習慣をおくる
目新しいことではありませんが、生活習慣が乱れているようでは高校受験生として論外です。規則正しい生活習慣を身に付ければ、自宅学習は自然とできるようになるものです。「朝定刻に起きる」「朝食を食べる」を必ず厳守してください。人によって夜型、朝型というのはあるかもしれませんが「夜更かし」というのはただの惰性です。朝定刻に起きたければ、夜に早く寝ればいいだけのことです。そして、朝食、朝しっかり食べて糖分を摂取してください。脳は糖分をエネルギーにして働きます。脳は24時間ずっと糖分を使い続けるので、長時間眠ったあとの朝は糖分が不足しているのです。朝食をしっかり食べないと、午前中の授業で集中できません。しっかり寝て朝定刻に起きて、朝食を食べましょう。

【高校受験・環境】部屋をキレイに片付ける
散らかっている部屋だと受験勉強のやる気が出ないものです。掃除をして部屋をキレイにして、特に机の上には何も置かないようにします。机の上がキレイだと勉強したくなってくるものです。漫画やゲームなどの娯楽モノや気が散るものは視界に入らないように部屋から撤去します。それが無理ならシートでも被せて目につかないようします。または、ダンボールにしまいます。当分使う予定のない教材も視界に入らないように工夫します。勉強中は使う教材と筆記用具だけ机の上におきます。そうすることで、勉強中はその教材一冊だけに集中して勉強できるようになります。

捨てる技術を磨く
「いつか使うだろう」と思って取ってある程度のものは捨てます。「いつか」ないんて一生来ないからです。捨てることは心苦しいことです。しかし、捨てる苦しさを知ることで、余計なものを買わない習慣がつくのです。高校受験を機会にシンプルライフを目指すのを提案します。掃除をやるからには徹底的にやろうと意気込みましょう。徹底的に掃除して整頓していると、そのうち掃除が楽しくなってきます。

寒色系の部屋にする
青・緑といった、寒色系の色の多い部屋が学習には効果的です。緑色は人の心を落ち着け、青色は集中力を上げる効果があるからです。 寒色系(特に青色)の部屋のほうが学習効率が上がるという実験結果がでています。部屋のフトンカバー、カーテン、ポスター、小物、などを青色にするのをオススメします。

アロマセラピーを活用する
学習のために定評があるのが「ローズマリー」の香りです。記憶の脳である海馬に働きかけるということが解明されています。ローズマリーは頭がスッキリして集中力・記憶力が強化されます。 「レモン」の香りも気分をリフレッシュして、意識をハッキリさせ、集中力、記憶力をアップさせる効果があります。ローズマリーとレモンで好みの香りの方を、部屋に一つ置いてみましょう。 また、休息時に優れている香りは「ラベンダー」です。ラベンダーの心地よい穏やかな香りは、緊張やストレス、不安感を和らげ、リラックスさせてくれます。寝る前にラベンダーの香りを嗅ぐことで安眠の助けになるでしょう。 香りは脳に直接的に影響を与えます。香りの効果には即効性があります。

観葉植物を置く
植物からでる緑色には人をリラックスさせる効果があります。植物からはフィトンチッドという物質が放出され、リフレッシュ効果、消臭効果があります。また、観葉植物をおくことで心理的に部屋を汚しにくくなります。

【高校受験・集中力】カフェインでドーピングして集中力を上げる
カフェインとはコーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ココアなどに含まれる物質の名称で、その効用として脳が活性化して眠気を覚まし、集中力を上げることが可能です。 栄養ドリンクなどにもカフェインは含まれています。DHAなどをはじめとして頭の良くなるサプリメントなどもありますが、使用した本人が実感するほどの効果は望めないのが一般的です。 しかし、カフェインなら本人が「効いているな」と実感できるほどの「確かな効果」があります。 カフェインが脳に到達するまでに約30分かかるので、勉強の30分前にコーヒーを飲んだり、昼食後に仮眠する前に飲んでおくと30分後にスッキリとした目覚めができます。 カフェインの持続時間は人によってバラつきがあり、8〜14時間ほど持続するといわれています。夜眠れなくなるのを防ぐために、夕方以降のカフェイン摂取は控えておいたほうが良いでしょう。 普段からコーヒー、紅茶などのカフェインを含む飲料を摂取している人はカフェインに対して「耐性」ができているので、効き目は鈍くなります。反対に、普段ほとんどコーヒーや紅茶を飲まない人はかなりの効果が期待できます。 コーヒー、紅茶が苦手な人でも「カフェオレ」なんかは飲めると思います。カフェインは朝と昼に摂取しましょう。

カフェインの副作用について。利尿効果があるので、飲みすぎるとしばらくしてトイレに行きたくなります。 薬との相性も悪いので、薬を飲むときにカフェインを同時に摂取するのは避けましょう。 脳が活性化するので、あとで不眠になったり、疲労を感じることもあります。カフェインには中毒性もあるので、コーヒーは多くても1日に4杯以内に抑えてください。 あまり飲みすぎると身体のカフェインに対する耐性が早くからできてしまい効果が半減してきます。 空腹時には胃に悪いのでカフェイン類を飲みすぎないでください。 カフェインにはメリット・デメリットがありますが、その効用をちゃんと理解して上手に活用すれば、受験生の心強い味方になってくれます。

カフェインの含有量
コーヒー‥‥‥‥‥‥‥‥100〜150mg/杯
インスタントコーヒー‥‥‥‥90mg/杯
紅茶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥75mg/杯
インスタント紅茶‥‥‥‥‥30mg/杯
コーラ‥‥‥‥‥‥‥‥‥40〜60mg/瓶
ココア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10〜20mg/杯
煎茶、ウーロン茶‥‥‥‥‥‥40〜50mg/杯
麦茶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0mg

【高校入試・温度】部屋は「頭寒足熱」(足元を暖めて、頭部の温度を冷やす)の状態に保つ
室温が高いと脳の血流が変化するために、脳の働きが低下します。よって、夏の暑い日は頭が冴えません。夏場は冷房をかけたり、上にある暖かい空気と下にある冷たい空気を混ぜるために扇風機をかけます。冬場も暖房をいれると眠くなってきます。したがって、冬場は、足元をヒーターや電気カーペットで暖めます。暖房で部屋中を暖かくしてしまうとボーッとしてしまうので注意。寒いなら上着をはおります。こうやって、足元を暖めて頭部を冷えた状態に保つことで、頭は冴えます。「頭寒足熱」を実践するしないよる学習効率の違いはかなり大きいです。


【高校受験・音楽】クラシック音楽をかける
ラジオや音楽を聴きながらの「ながら勉強」は避けます。勉強への集中度が下がりやすいからです。しかし、クラシック音楽限定の「ながら勉強」は逆に勉強への集中度が高まりやすくなります。まったくの無音状態もストレスになりやすいです。雑音や雑念に悩まされる場合は特にクラシック音楽をかけてかき消すのが有効です。クラシック音楽は精神沈静化作用もあります。なるべく穏やかな曲を選びます。また、勉強中にだけクラシック音楽をかけて、勉強の「条件反射」として利用するのも良いでしょう。 クラシック音楽にどうしても慣れない人は、逆効果になるかもしれませんので無理してまで聴く必要はありません。

バロック音楽
ゆっくりとしたバロック音楽(バッハ、ビバルディなど)には、時間の流れをゆっくりと感じさせる暗示効果があります。アメリカの大学で講義中にバロック音楽を流す実験がありました。その結果はなんと記憶力が26%伸びたといいます。

モーツァルト効果
モーツァルト効果という言葉があります。1993年に「モーツァルト効果」の論文がアメリカ科学雑誌で有名な「Nature」に発表されたのをキッカケにブームになりました。 モーツァルトの曲には、高周波音が非常に多く含まれています。この高周波音には、「脳を活性化して、脳内ホルモンの分泌を活発にする」働きがあると言われています。緊張がほぐれリラックスできます。「記憶力」「集中力」が高まります。 モーツァルト効果には精神面でのいろんなプラス作用があります。


クラシックの音楽のCDを安く手に入れたい人は100円均一の店で探すのがオススメです。

【高校入試・その他】各種生活術
・勉強中は携帯の電源は切る。
・家での勉強で誘惑に負けるのなら、自習室や図書館で勉強する。
・ベッドの上で勉強はしないこと。体が休む体制になって寝てしまう。
・机の上でなくてもできる勉強は、部屋の外でやったり、歩きながらやると良い。
・電車の中というのは意外と勉強しやすい。
・ポケットには単語カードなど暇な時間にできる教材を常備する。細かい時間を有効利用すること。



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