中学理科の勉強法

◆中学理科は化学・物理・生物・理科から構成
中学理科では、第一分野(物理・化学)と第二分野(生物・地学)に分かれます。
前者は物質やエネルギーに関する現象が対象で、後者は生物とそれを取り巻く自然の事物・現象が対象となります。
両分野には特徴的な考え方があり、それを互いに補い合って科学的な視点をつくります。
それぞれ学び方に違いがあります。
物理はその仕組みを理解して、覚えていきます。
化学は参考書で理解しようとする前に、問題を解いて覚えながら理解していきます。
生物と地学は全体的に覚えてから理解につながっていきます。

資料集を活用してください。とくに実験についての知識が重要です。
道具や手順、薬品の種類と特徴とその結果などを覚えます。
資料集には、その事象の根拠が書かれており、深い理解を助けてくれます。
またテストで問われる知識には資料集を読んでいないと得点できない問題がよく出題されるからです。

中学理科は教科書で知識や公式などを軽く確認してから、すぐ問題集に取り組んでください。
問題を解いて「何がどのように問われるのか」が分かることで、
それまで読み流していた知識がどう重要なのかに気づかされます。
はじめは問題を解こうとして全然できなくても構いません。
「問題を解く→解説を読んで理解する」を繰り返すことで、その分野への理解が深まってきます。

◆「未来を切り開く学力シリーズ」図でわかる中学理科のススメ
図でわかる中学理科1分野(物理・化学)』と『図でわかる中学理科2分野(生物・地学)』の2冊について。
中学理科を全部で70の図にまとめ、図をノートに書き写す「転写法」で、学習する分野を視覚的・構造的に理解し、記憶を定着させやすく配慮されています。
本書を定期テスト対策に活用しておきたい。
細かい知識は網羅していませんが、中学理科の重要ポイントを深く理解しながら学べます。
基礎〜公立入試レベルの中学理科の参考書・問題集の中では本書がダントツで優秀です。
参考:中学理科の総合問題集レビュー


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