各教科の中学生の勉強法

質の高い高校受験の勉強とは何か

勉強が楽に感じられるのは、単に分かることだけを繰り返して勉強しているからです。「苦労をすれば学力が上がる」とは限りませんが、「苦労をしないで学力を上げる」ことはできないのです。苦労をしないと何事も身につかないのは当然です。「学問に王道なし」と言われるのはこのためです。いくら王様が偉くてお金を持っていても、学問を楽に身に付けることはできません。質が高い勉強をすると、脳に負荷が大きくかかって苦労しますが、その分、必ず学力アップします。 受験勉強がつまらないのは、質の高く無駄のない学習をすると、自分の弱点ばかりを目にすることになるからです。勉強中は頭をいじめ抜く必要があります。勉強の「やったふり」では合格できません。普段からなんとなく勉強をして「自分は頭にあまり負荷をかけていない」という人は要注意です。「苦労するから身につく」という「勉強の本質」をないがしろににして、いい加減なやり方で勉強していても学習内容は絶対に身につきません。必死に頭を使って勉強する努力に+αとして勉強を効率的にするテクニックを使うことで、質の高い勉強が実現できます。 中学生の勉強法論勉強しても成績が上がらない理由では高校受験勉強において大切な考えを紹介します。

高校受験の参考書・問題集の選び方

受験生はどうしても「あの問題集も、この参考書もやっておかないと」と目移りしやすくなります。しかし、ある程度参考書を進めたら、最後までやり抜く決心をする必要があります。たいていの勉強法の本に書かれていることですが、使用する高校受験の問題集はできるだけ少数に絞ることが重要です。ただし、少数の問題集・参考書だけで他の類題である程度演習する時間を取らないと本番での「得点力」は身につきません。中学生用の模試を数ヶ月ごとに受けたり、高校入試の過去問を解く時間が必要です。自分の学力よりやさしいものは素早く終えられますし、復習にもなります。思いきって受験勉強をはじめて1ヶ月は基礎的な反復学習を我慢してやることで後で成績が上がりやすくなることがあります。一方、自分の学力では理解のまだ難しい問題集・参考書だと、身につかずに時間の無駄となります。あまり背伸びをして難しい問題集に手を伸ばさないことが大事です。例えば、使いはじめの問題集が学習中に理解できないことばかりなら、その問題集の使用はやめておきます。現在やるべき問題集は今のあなたの偏差値・学力に見合った問題集です。 問題集は解答解説が充実しているものを選ぶことがポイントです。できれば問題の近くに解答解説があるものを選ぶと学習に取り組みやすくなります。 高校受験問題集の勉強法では基本的な問題集の使い方を説明しています。

おすすめの高校受験の参考書・問題集

どの問題集を使うのか、最終決定は自分で問題集を実際に手にとって決めます。評判が良く有名な問題集を使えば間違いは少ないので、それで良いと思います。ただし、解答を見ても理解できそうにない問題が多く見受けられる問題集は絶対に避けます。どんなに良い問題集・参考書でも、今のあなた自身の学力に合わなかったり、そもそも志望校の受験対策(高校受験の過去問 )とズレたりしていると役立たないので気をつけてください。高校受験研究会の高校受験の問題集レビューでは400以上の市販の高校受験の参考書・問題集のレビューがあります。当会がほとんどの問題集をレビューしているから「他にもっと良い教材があったらどうしよう…」と迷う時間が省けます。web上には、高校受験研究会以外に中学生用の問題集や参考書のレビューをしっかりと行っているサイトは(2006-2014年現在)どれだけ探してもありませんでした。 確かに高校受験の問題集を紹介しているサイトもまったくないワケではありません。しかし、そのほとんどが個別の問題集の商品ページへの単なるリンクの羅列に過ぎないものばかりで、「問題集選び」において参考になるものではありませんでした。 高校受験研究会のレビューの「評価」はあくまで目安なので、安易に★の多い問題集を選ぶのではなく、今のあなたの学力に合っているかどうかで使用するかどうかの判断をしてください。ある程度、今の自分の学力に適した問題集や参考書をピックアップしたあとは、実際の書店でその中から一番あなたが使いやすそうなものを選んでください。難易度の目安ですが、「易」と「やや易」が基礎レベル。「普通」が公立高校受験の問題レベル。「やや難」が公立高校受験の難問・中堅私立の問題レベル。「難」が難関高校(難関私立or難関国立)の問題レベル。「激難」が最難関私立の難問レベルになります。

高校受験対策では十分な勉強量が必要である

中学生の学力が落ちています。昔は今より勉強のできる中学生が圧倒的に多かったです。実際の現場で指導していると、四則計算(+−×÷)すら十分にできない中学生が大勢いることに衝撃を受けます。現代の高校受験を目指す中学生の勉強環境はかなり良くなってきています。しかし、昔は今ほど優秀な勉強法が一般に広まっていなかったにも関わらず、学力水準は今より高かったのです。それなのに、なぜ学力低下が起きているのでしょうか?それは今の子どもが勉強しなくなってきているからだと考えています。インターネットや携帯電話の普及も勉強時間が減った原因でしょう。日本PTA全国協議会の調査によると、中学2年生の4人に1人が1日30通以上のメールを送信していると報告しています(2008年)。また、ゆとり教育、恵まれた環境も、受験勉強を持続させる忍耐力をなくした原因だと思います。 現代の中学生の学力が伸びない原因の大半は『勉強不足』です。勉強量が圧倒的に不足しています。効率的な高校受験の勉強法の追及も大事ですが、二の次です。特にweb上の高校生の間には受験マニアと呼ばれる存在が増えています。彼らは参考書マニアで予備校の講師の評判にも詳しいのですが、肝心な偏差値は高くありません。こういう受験生は本当に多いのです。「やり方」ばかりを求める人の心の根底には「楽をしたい」という怠け心があるのです。勉強時間が少なすぎては成績は上がりません。しかし、「やる気はあるのに勉強に取り組めない」という中学生も多くいます。それには「甘え」の部分も大きいのですが、生活状況によって勉強に取り組みにくい状況が存在するのも事実です。高校受験の生活術で「なかなか学習に取り組めない」という中学生のための生活術を紹介していきます。

高校受験生にやる気のでる名言

・私の最大の栄光は、一度も失敗しないことでなく、倒れるごとに起きることにある。 byゴールドスミス

・挑戦とは、大きなことをするのではない。明日する小さなことを、今日することだ。

・私の見方からすると、虹が欲しけりゃ、雨は我慢しなきゃいけない。 byドリー・パートン

・明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。 byクーリー

・遅くなっても全然行かないよりはマシだ。  byリヴィ

・無知であることを自覚するのは、知識向上の大きな段階である。  byディスレーリ

・悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する。  byフランシス=ベーコン

・自分に理解力がないことを苦痛に感じるためには、すでに相当の理解力がなければならない。 馬鹿ほどうぬぼれの強いものはない。 byジード

・平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである。  byジイド

・自分自身を計る物差しは、"これから何ができるか"だ。 しかし人は、"これまで何をしてきたか"で私を評価する。 byヘンリー・ワズワース・ロングフェロー